[KBC]課題がたくさんあるのに人の心を動かした『Your School』事業とは?

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12月3日に開催されたKBC SUMMITにて、見事KBC賞を受賞した慶應義塾大学薬学部の吉田輝々さんにプロジェクトの紹介と受賞後の心境などを語ってもらった。

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——–KBCに出ようと思ったキッカケは何ですか?

吉田:友達にこのプロジェクトについてのホームページを作りたいと相談していたら、「ビジコンとか出てみたらどう?」と勧められてたのがキッカケです。友達の弟がKBCの運営をやっていてその時にKBCについて知りました。そしてすぐにKBCのホームページを見てみるとたまたま一次選考締切まであと2週間で、急いでエントリーシートを書きました。

——–どのような問題を解決しますか?

吉田:私たちは入院中の子どもたちのための学習支援プロジェクト『Your School』を立ち上げました。現在、入院中の子どもたちへの学習支援制度が整っておらず、退院後の復学・卒業が全国的な問題となっています。本来、子どもたちに平等であるべき学ぶ権利が闘病中の子どもたちにには十分に与えられていないのが日本の現状なのです。そこで私たちは、病室で受けられる、退院後の復学に向けた個別指導を提供していきます。

——–自分たちのチームの課題をどのように考えていましたか?

吉田:私たちのチームは、マネタイズをどのようにするかというのがずっと課題でした。3ヶ月間いろいろと考えてみましたがこのプロジェクトにとってどれがベストなのか答えが出ませんでした。ただ、どんな方法であったとしても必ず実現させたいという気持ちはずっと持ち続けていたので、最終プレゼンではその思いを伝えました。

——–本コンテストで工夫して結論を出した部分は何ですか?

吉田:私たちのサービスでは人が直接病院に行って学習指導をするというものを当初より考えていましたが、より多くの子どもが学ぶ機会を得るためにはライブ授業といった一度に多数に発信できるものの方がいいのかと悩んだ時期もありました。その時に、入院中の子どもたちから本当に求められているものは何かを明らかにするため、長期入院を実際に経験した友人や現場で働く医師・看護師にじっくりお話を伺いました。その中で、閉鎖的な病院という場所でほとんどの時間を過ごす子どもたちに必要とされているのは「人との繋がり」であることを再確認し、これからこのプロジェクトを進めていく上で一番大切にしていこうと決めました。

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——–KBC賞を取った時は、どのように思いましたか?

吉田:両隣に座っていたメンバーが喜んでいるのを見て、少しずつ実感がわきました。達成感とともに、何としてもこのプロジェクトを実現させなければいけないなという責任を感じました。できることから、精一杯、楽しみながら、時間がかかったとしても形にしていこうと改めて感じた瞬間でした。

——–今後のアクションについて教えてください。

吉田:来年度よりまずは一つの病院でスタートしていきたいと考えています。そのためにやるべきことは山積みですが、春休みという時間を有効に使っていきたいと思います。

マネタイズに課題を持ちながらも、やりたいこと・社会貢献性が高いことを力強く語る姿に多くの人が心打たれた。ぜひビジネスと社会貢献の両立を実現して、今後活躍してもらいたい!