高校生グループが慶應ビジネスコンテストで敗者復活から入賞するまでの闘い

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KBCシリーズが好評なので、その続きを。今回は高校生グループながら1度は落選しながらも粘り強く敗者復活して、野心満々賞とメンター三田会賞を受賞した高校生チームKYWTに答えてもらいました。

プランは、「スマホ上で高校生が気軽に先生に質問できるサービス『サクプリ』」です。

左からメンバーの宮本拓海氏、永田京香氏、吉村公介氏、小山優輝氏

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当然最初の疑問は、「なぜ高校生がビジネスコンテストに?」という話だが、海外研修が大きな役割を果たしていたようです。

鈴木:なぜKBCに参加しようと思ったのですか?

永田:夏休みに参加した海外研修でボストンのMITやハーバード大学でアントレプレナーシップについて触れたことから「スタートアップ」にものすごい興味を抱きました。帰ってきてムズムズしているときにKBCの存在を知り、挑戦しようと思いました。

吉村:夏のボストン研修で、英語でプレゼンをしていく中で、プレゼンが楽しくて仕方なくなかったです。そこで起業という道を同時に知り、自分がやりたい事や物を綿密に練り込み、人に評価して貰う事をしてみたくなりましたので、KBCに参加しました。

小山:KBCは元々参加する予定ではなかったですが、短期留学のプログラムで出会った仲間に誘われて途中からチームに参画しました。元から自分でIT教育事業を持っていたので、その準備をしていました。

宮本:起業やビジコンに興味があったからです。

高校生ながら既に起業家とは驚きですね!

鈴木:コンテストでどのような点に苦労ましたか?そしてそれをどのように克服しましたか?

永田:山梨から東京へ通うことの大変でした。メンバーがみんな同じ学校じゃなかったのでコミュニケーションやMTGが大変、高校との両立も大変でした。マネタイズについてまったく基礎知識がないまま二次審査に臨んでいたから落ちました。それでも、メンターさんや運営の方に知識を教えて頂いたのが助かった

吉村:チームの中で、何回も挫折と辛い経験の中、アイデアに詰まりもがいていた時が辛かったです。そこで、チーム全体で支え合い、衝突と話し合いを通して困難を解決していきました。

小山:チーム全体の進捗の管理に苦労しました。チームの中で私は唯一関西に居たので300km以上離れた山梨のメンバーとインターネットを上手く活用して進めるしか方法が無く、予選などのように選考会の時にしか実際に目を合わせて話せませんでした。高校生ながら空き時間を上手く使うことが大変でした。

宮本:世間に望まれているものをうまく企業として運営させる方法を見つける点が苦労しました。アンケート等で周りの意見を集めました。

高校生とはいえ、さすがにネットだけでコミュニケーションを完結できる訳ではないようです。

鈴木:最終審査の時の気持ち・賞決まったときはどんな気持ちでしたか?

永田:プレゼンの最初は緊張していましたが、途中からどうしても会場のみなさんに「自分たちの想いを伝えたい」という気持ちが高まり、後半ではみなさんの心に響くように心がけながらプレゼンしました。私達が呼ばれることはまったくないとおもっていたから1回目に当てられたとき、自然と涙が止まりませんでした。3ヶ月間、何よりもシリコンバレーを目指してこのKBCに人生を懸けていたから賞をとれたからこそ本当に本当に嬉しかったです!ただやっぱりシリコンバレーには行きたかったです(笑)

吉村:決勝で賞を頂いた瞬間、言葉に出来ない感情が込み上げてきました。コツコツ積み上げて来たものが実を成した事に感動し、共に支え合って来た仲間に感謝の気持ちでいっぱいでした。

小山:正直なところ自信がほとんどありませんでした。実際に1度は落ちて、敗者復活戦で出ていたので。前日の夜も寝る暇も惜しんでプレゼンの練習をしていたほど余裕がありませんでした。

宮本:不安でいっぱいでした。賞をとったときは、今まで頑張ってきた甲斐があったと感じました。

今までのチームは自信ある人とない人に2分されたが、今回のチームでは全員自信がなかったようです。プランとしての完成度でいうと、厳しい部分もあったが、伸び方が尋常ではなかったので、期待も込めて選ばれたのではないかと思います。

鈴木:KBCに参加してどのような点が役立ちましたか?

永田:山梨がどれだけ小さい世界なのかを実感しました。山梨を飛び出して沢山の人と出会えて人脈を作れて、そこで出会った人とKBCが終わったいまでも繋がれていることは大きな財産です。メンターさんなどがビジネスプランの相談だけでなく人生においての相談に気兼ねなくのってくれたりしています。

吉村:この経験を通して学んだ事は沢山あります。〔ビジネス、起業、ビジコン、企業との関わりと人脈の大切さなどなど〕が、敢えて言うならば何かに挑戦する時の仲間選びが一番大切な事なのではと感じました。僕たちのチームはベストだったと思います!

小山:KBCは自分自身に取って人生で2個目のビジネスコンテストでした。慶応の先輩方と高校生の間に繋がりを持てたこと、既に動かし始めていた事業であるMana Labの事業にも役に立ったこと、KBCで出会った人をキッカケに新たな自分の目標が見えたことが役立ったと思います。

宮本:どのように起業をするのか、またどのように社会の中でお金が回っているのかを知れたことです。

海外研修が大きなキッカケとなり、色々とアクティブに動くことで新しい視点を得ていったようです。

筆者が事務局長を務めるメンター三田会では、このような機会を増やすべく活動していく予定です。ご興味のある中学校・高校の先生方、メンターの皆様は気軽にコンタクトしてくだされば幸いです。

また、4/25にクモ糸のスパイバー・腸内デザインのメタジェン・再生医療のメトセラという3社の慶應発ベンチャー経営者を呼んだイベントを行う予定です。基調講演は先端生命科学研究所の富田所長で、続々とイノベーションを生み出す”鶴岡流イノベーション”について語ってもらいます。筆者もコーディネーターとしてディスカッションに参加予定なので、ご興味ある方はこちらの申し込みフォームからぜひお申し込みください。